SanDisk SDSSDE61-1T00 急に認識しなくなった症状からの復旧

復旧事例|2026年08月21日

復旧事例の概要

復旧対象 SanDisk SDSSDE61-1T00
故障症状 認識しなくなった. 他社にて作業済み
診断内訳 基板故障 重度

初期診断と復旧プロセス

内蔵SSDの外観の確認1(全体)

他社様で復旧不可ということでしたので、とりあえず内蔵SSDの外観をチェック。
(このSanDisk製SSDの外装と中身の関係はこちらをご参照ください。)

基板上の部品はそんなに多くは無いですが、これはこれは…結構手を尽くされた感じです。

内蔵SSDの外観の確認2(破損箇所)

インターフェース付近を拡大すると、こんな感じです。
本来あるべき部品が欠損していたり、半田が過剰に乗っている部品があったり、大きく欠けた部品があったりします。
このSSDの半田は結構かたいのでやり辛く、こんな感じになってしまうという気持ちは確かに分かります。
とはいえ、外した部品は出来るだけ戻して欲しい…

内蔵SSDの外観の確認3 (破損箇所)

こちらは別の箇所なのですが、やはり剝ぎ取られたような感じで欠損していたり、位置がずれていたりする部品が見受けられます。

修復作業と本来の故障個所

部品の位置を適切な位置に直したり、ドナーのSSDから10個程度部品を移植することで、SSDを無事認識させることに成功しました。
結局のところ、部品の接触不良が本来の故障原因でした。

復旧結果とチーフエンジニアの所感

復旧結果

データ抽出時はリーディングエラーも無く、ドライブ全体の100%のセクターを回収することができました。
約1万件(90GB)のファイルを復旧しました。
ほぼ完全に復旧できたと言っても良いかと思います。

担当エンジニアより

今回は比較的容易に問題のある箇所を特定できましたが、SSDの基板や回路に故障がある場合、その特定にかなり時間を要することもあります。
しかしながら、うまくいったときは完全に近い形で復旧できることがほとんどなので、その点はメリットです。
SSDのデータ復旧でお悩みの方、SSDの基板故障・回路故障にも対応しているスクラッチラボに是非ご相談ください。

執筆者プロフィール

情報処理安全確保支援士。新卒で警察庁技官としてフォレンジック業務に従事。情報通信局長賞をはじめ、警察大学校附属の情報通信学校長賞など多数の表彰経験がある。その後、大手データ復旧業者を経て、株式会社FIXに入社。同社にてHDDやSSD、フラッシュメモリ、RAIDの論理障害から物理障害まで復旧業務の全工程に携わる。特にHDDの重度物理障害を得意とし、プラッターに傷が発生したスクラッチ障害を年間100件近く取り扱い、その多くを復旧に導いている。

チーフエンジニア

SanDisk SDSSDE61-1T00 急に認識しなくなった症状からの復旧

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