
Buffalo製外付けHDD(HD-LB1.5TU2)が突然認識しなくなり、一部分だけ異常に熱くなる……。そんな深刻な症状からの復旧事例です。基板故障の特定から固有情報の移植まで、現場の対応を詳しく解説します。
基板故障
異常発熱
データ救出成功
1. ご相談の経緯と診断結果
お預かりしたHDDはPCへ接続しても正常に認識されず、基板の一部が触れないほど発熱している状態でした。診断の結果、内蔵されているWestern Digital製「WD15EARS」の基板(PCB)回路の損傷を確認しました。

発熱の原因は電源系または制御系部品の短絡(ショート)によるもので、このまま通電を続けるとプラッター(記録面)に致命的なダメージを与える恐れがある危険な状態でした。
2. 作業内容
基板交換と固有情報の移植
適合するドナー基板を用意し、単なる交換だけでなく、元の故障基板から「HDD固有の制御情報」を精密に移植しました。WD製HDDは、この情報が一致しないとヘッドが正常に動作しないため、非常に繊細な作業が求められます。

イメージ取得と解析
修復した基板を取り付け、HDDの正常認識を確認。即座に専用設備で全領域のディスクイメージを取得し、不安定な挙動が出る前に全てのデータを確保しました。
3. 復旧結果
幸い、磁気ヘッドやプラッター自体には損傷が波及しておらず、フォルダー構造を含めて100%に近い精度で復旧することができました。
| 判定 | ファイル数 | 容量 |
|---|---|---|
| Good (正常) | 118,176 files | 924.82 GB |
| Bad (破損) | 0 files | 0 B |
| Total | 118,176 files | 924.82 GB |
4. 技術者からのひとこと
HDDの一部が異常に熱くなる症状は、基板上の電子部品が限界を迎えているサインです。この状態で何度も電源を入切りすると、最終的に内部のヘッドが暴走し、物理的なデータ破壊(スクラッチ障害)に繋がることがあります。
- 「焦げ臭い」「熱い」と感じたらすぐにケーブルを抜くこと。
- WD製基板故障は情報移植が不可欠。市販の同型基板を付けるだけでは直りません。
諦める前に、まずは専門設備を持つ当ラボへご相談ください。
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秋葉原データ復旧スクラッチラボ
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