AGI SSD 256GBが認識しない|ショートしたキャパシタ障害からのデータ復旧事例

復旧事例|2026年05月18日

〖復旧事例〗AGI SSD 256GB|ショートしたキャパシタ障害からのデータ復旧

AGI製SSD「AGILITY AI138」が突然認識しなくなった事例です。PCで全く反応しない重度の障害でしたが、基板診断により電源系統のショートを特定。物理処置により全データを救出しました。

AGI SSD
基板故障
キャパシタショート
データ復旧成功

1. ご相談の経緯と診断結果

お客様からは「どのPCに接続しても全く認識されなくなった」とのご相談をいただきました。外観に異常はありませんでしたが、詳細な基板診断により、電源ライン上のチップキャパシタがショートしていることを確認しました。

お預かりしたAGI SSD 256GB 本体
診断対象のAGI製SSD本体

この状態では、SSD内部で保護回路が働くか、あるいは正常に電力が供給されないため、コントローラーが起動せず認識不能となります。幸い、NANDチップ(記録面)自体へのダメージは見受けられませんでした。

2. 作業内容

コールドスプレーによる障害箇所の特定

基板が高密度なため、目視だけでショート箇所を特定するのは困難です。そこで基板全体にコールドスプレーを散布し、瞬間的に霜が降りた状態にします。通電した際、ショートして異常発熱している箇所の霜が真っ先に溶けるため、ピンポイントで故障部品を特定することが可能です。

ショートしていたキャパシタ部分
発熱箇所の特定作業(コールドスプレーによる診断)

部品除去とデータ抽出

特定した故障部品(ショートしたキャパシタ)を除去し、回路の整合性を回復させました。これによりSSDが正常に応答するようになったため、専用装置を用いて全領域のディスクイメージを取得し、ファイル解析へと進みました。

3. 復旧結果

基板側の障害をクリアしたことで、データ領域へ100%アクセス可能な状態となりました。解析の結果、お客様が必要とされていた写真やドキュメントなど、全てのユーザーデータの抽出に成功しました。

4. 技術者からのひとこと

SSDがある日突然認識しなくなる原因として、今回のような基板上の部品寿命や電気的負荷によるショートは非常に多いケースです。データ記録チップ(NAND)が無事であれば、基板修復によりデータを取り戻せる可能性は十分にあります。

  • 認識しないSSDに無理に通電を繰り返さないこと。
  • 「前兆がない」のがSSD故障の特徴です。バックアップも忘れずに。

他店で「認識しないから不可」と言われた場合でも、諦める前に一度スクラッチラボへご相談ください。


店舗アクセス情報

秋葉原データ復旧スクラッチラボ

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執筆者プロフィール

情報処理安全確保支援士。新卒で警察庁技官としてフォレンジック業務に従事。情報通信局長賞をはじめ、警察大学校附属の情報通信学校長賞など多数の表彰経験がある。その後、大手データ復旧業者を経て、株式会社FIXに入社。同社にてHDDやSSD、フラッシュメモリ、RAIDの論理障害から物理障害まで復旧業務の全工程に携わる。特にHDDの重度物理障害を得意とし、プラッターに傷が発生したスクラッチ障害を年間100件近く取り扱い、その多くを復旧に導いている。

チーフエンジニア

AGI SSD 256GBが認識しない|ショートしたキャパシタ障害からのデータ復旧事例

現在、お客様の手元で上記と全く同じ症状、あるいは同型のSSD・Flashメディアのトラブルが発生していませんか?
NANDフラッシュの障害は、通電を繰り返すことでデータの復旧難易度が上がります。
手遅れになる前に、ぜひご相談ください。

\ 重度障害も対応可能 / お支払いは、データを見てから。
お見積りも、作業費も、0円※です。
※復旧データリストをご確認いただき、納品を希望される場合にのみ費用が発生いたします。
キャンセルの場合、機器の送付・返却にかかる往復の送料は、お客様のご負担となります。