他社復旧不可のSeagate SGP-NY010UBKBK|開封済みスクラッチ障害からのデータ復旧事例

復旧事例|2026年05月26日

概要

Seagate製外付けHDDのスクラッチ障害案件です。他社様で「復旧困難」と診断され、既に開封された状態で秋葉原データ復旧スクラッチラボへお持ち込みいただきました。点検の結果、プラッター上に複数のスクラッチ(傷)を確認。しかし、傷の範囲外に読み取り可能な領域が残されていることを突き止めました。

Seagate外付けHDD 外観
Seagate SGP-NY010UBKBK 外観

ご相談時の状態

お客様からは、他社で断られたがどうしても諦められないという想いと共に、大切な動画や業務データの救出をご依頼いただきました。

HDDラベル面
お預かりしたHDDのラベル面

内部点検とスクラッチ障害の確認

内部点検により、ヘッドがプラッター表面へ接触して発生した物理的な傷(スクラッチ)を確認しました。この状態での通電は傷を拡大させる致命的な行為となります。

データ抽出作業

スクラッチ障害専用の処置を施し、磁気ヘッドの挙動を精密に制御しながらデータ抽出を実施。読み取り負荷を最小化する調整を重ねました。


復旧結果

傷の部分にかかるデータの欠損はあったものの、最優先データの抽出に成功。再生可能なファイルを多数救出し、無事お客様へ納品いたしました。

技術者コメント

スクラッチ障害や開封済み案件は、多くの業者が断る難易度ですが、残された可能性を追求することで救えるデータがあります。異音を感じたら即座に通電を止めることが、復旧率を左右します。

まとめ

他社復旧不可という厳しい条件下でも、適切な技術アプローチにより大切なデータを取り戻すことができた事例です。

 

執筆者プロフィール

情報処理安全確保支援士。新卒で警察庁技官としてフォレンジック業務に従事。情報通信局長賞をはじめ、警察大学校附属の情報通信学校長賞など多数の表彰経験がある。その後、大手データ復旧業者を経て、株式会社FIXに入社。同社にてHDDやSSD、フラッシュメモリ、RAIDの論理障害から物理障害まで復旧業務の全工程に携わる。特にHDDの重度物理障害を得意とし、プラッターに傷が発生したスクラッチ障害を年間100件近く取り扱い、その多くを復旧に導いている。

チーフエンジニア

他社復旧不可のSeagate SGP-NY010UBKBK|開封済みスクラッチ障害からのデータ復旧事例

現在、お客様の手元で上記と全く同じ症状、あるいは同型のHDDのトラブルが発生していませんか?
スクラッチ障害は、1秒ごとの通電がデータの破壊を進めます。手遅れになる前に、ぜひご相談ください。

\ 重度障害も対応可能 / お支払いは、データを見てから。
お見積りも、作業費も、0円※です。
※復旧データリストをご確認いただき、納品を希望される場合にのみ費用が発生いたします。
キャンセルの場合、機器の送付・返却にかかる往復の送料は、お客様のご負担となります。