【復旧事例】Seagate ST2000DM001|スクラッチ障害によるデータ復旧

復旧事例|2026年05月26日

〖復旧事例〗他社で「復旧不可」と判定されたHDD|ファームウェア障害+ヘッド劣化

1. ご相談の経緯と診断結果

  • 状態:他社にて「復旧不可」と判定された開封済みHDD
  • 症状:PC・BIOSのいずれからも一切認識されない状態
  • 診断結果:ファームウェア(内部制御情報)の異常に加え、磁気ヘッドの物理的劣化を確認

ご依頼主様は、すでに別の業者で診断を受けた後に当ラボへお持ち込みくださいました。開封歴のあるドライブは内部にホコリや微細な異物が侵入しているリスクが高く、通常よりも慎重なアプローチが求められる案件でした。

2. 作業内容

ファームウェア修復 — 正常な初期化を妨げていた内部制御情報を専用機材(PC-3000 UDMA Express)で解析し、書き換え・修正を実施。これによりドライブが認識できる状態へと回復しました。

ヘッド交換(物理処置) — クリーン設備下で、劣化した磁気ヘッドをドナー部品と交換。プラッタへのダメージを最小限に抑えながら、安定した読み取り環境を再構築しました。

データ抽出 — 優先度の高いファイルからデータ抽出を行いました。抽出後はファイルの整合性チェックを行い、ファイルリストとしてお客様へご提示いたしました。

3. 復旧結果

他社では対応困難とされた重度障害でしたが、ファームウェアレベルの修復と物理処置を併用することで、お客様が必要とされていたデータの復旧に成功しました。

4. 技術者からのひとこと

HDDの障害は、見た目の症状が同じでも内部状態は一台ごとに大きく異なります。「他社で復旧不可」と告げられたケースや、すでに開封されてしまったドライブであっても、ファームウェア修復と部品交換を適切に組み合わせることで、データを取り戻せる可能性は十分に残されています。今回のケースは、非常に難易度が高く相当な時間を要しましたが、諦めず試行錯誤を繰り返すことで認識に至りました。HDDの高度なデータ復旧は、秋葉原データ復旧スクラッチラボへお気軽にご相談ください。

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執筆者プロフィール

情報処理安全確保支援士。新卒で警察庁技官としてフォレンジック業務に従事。情報通信局長賞をはじめ、警察大学校附属の情報通信学校長賞など多数の表彰経験がある。その後、大手データ復旧業者を経て、株式会社FIXに入社。同社にてHDDやSSD、フラッシュメモリ、RAIDの論理障害から物理障害まで復旧業務の全工程に携わる。特にHDDの重度物理障害を得意とし、プラッターに傷が発生したスクラッチ障害を年間100件近く取り扱い、その多くを復旧に導いている。

チーフエンジニア

【復旧事例】Seagate ST2000DM001|スクラッチ障害によるデータ復旧

現在、お客様の手元で上記と全く同じ症状、あるいは同型のHDDのトラブルが発生していませんか?
スクラッチ障害は、1秒ごとの通電がデータの破壊を進めます。手遅れになる前に、ぜひご相談ください。

\ 重度障害も対応可能 / お支払いは、データを見てから。
お見積りも、作業費も、0円※です。
※復旧データリストをご確認いただき、納品を希望される場合にのみ費用が発生いたします。
キャンセルの場合、機器の送付・返却にかかる往復の送料は、お客様のご負担となります。