【復旧事例】Buffalo HD-LS2.0TU2C|他社で復旧不可と判定された重度スクラッチ障害からのデータ復旧
復旧事例|2026年02月18日
ご相談内容
データ復旧専門会社へ依頼したものの、復旧不可として返却されたBuffalo製外付けHDD(HD-LS2.0TU2C)からのデータ復旧をご相談いただきました。大切なデータが保存されており、どうしても諦めきれないとのことで弊社へ持ち込まれました。
ご依頼の背景
お客様が前依頼先にて開封調査を受けた際、重度の物理障害が確認されたとのことです。記録面に傷がある「スクラッチ障害」と診断され、対応困難との回答を受けていらっしゃいました。

診断結果
初期診断の結果は以下の通りです。
- 対象媒体:Buffalo HD-LS2.0TU2C(内蔵HDD:Seagate ST2000DM001-9YN164)
- 障害区分:重度物理障害(スクラッチ障害)
- 状態概要:内部点検を実施したところ、複数のプラッター(記録円盤)上に肉眼で確認できるレベルの傷が認められました。
以下の動画および画像にて、プラッター上の損傷状態をご確認いただけます。

対応内容
以下の工程で復旧作業を実施いたしました。
- プラッターの精密クリーニングおよびスクラッチ障害専用の特殊処置を施行
- 磁気ヘッド交換および物理調整により、HDDを正常起動させることに成功
- 不良セクタをスキップし、ドライブ全体の87%に相当するディスクイメージを作成
- 複数の専用解析ツールを併用し、フォルダ構造の解析およびファイル抽出を実施
復旧結果
重度の物理損傷があるなかで、以下の成果を得ることができました。
- フォルダ構造を維持した状態で16,613ファイル(223.76 GB)の正常復旧を確認
- フォルダ構造を消失したRawデータ形式にて、316,221件(753.52 GB)を個別に抽出
- メインツールで抽出困難だった.mts形式の動画ファイルについて、別ツールによる補完作業を完了
担当者コメント
本案件は、他社様で「復旧不可」と結論付けられた非常に困難なスクラッチ障害でした。プラッターに傷がある場合、通電を続けるだけで傷が同心円状に広がり、完全にデータが消失する恐れがあります。異音や認識不良を感じた際は、決して再起動や通電を繰り返さず、速やかに専門家へ相談することが復旧率を左右します。
まとめ
弊社では、スクラッチ障害に特化した設備と技術により、他店で断られた媒体からもデータを救い出せる可能性があります。同様の症状でお困りの方は、まずは一度ご相談ください。
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執筆者プロフィール
情報処理安全確保支援士。新卒で警察庁技官としてフォレンジック業務に従事。情報通信局長賞をはじめ、警察大学校附属の情報通信学校長賞など多数の表彰経験がある。その後、大手データ復旧業者を経て、株式会社FIXに入社。同社にてHDDやSSD、フラッシュメモリ、RAIDの論理障害から物理障害まで復旧業務の全工程に携わる。特にHDDの重度物理障害を得意とし、プラッターに傷が発生したスクラッチ障害を年間100件近く取り扱い、その多くを復旧に導いている。
【復旧事例】Buffalo HD-LS2.0TU2C|他社で復旧不可と判定された重度スクラッチ障害からのデータ復旧
現在、お客様の手元で上記と全く同じ症状、あるいは同型のHDDのトラブルが発生していませんか?
スクラッチ障害は、1秒ごとの通電がデータの破壊を進めます。手遅れになる前に、ぜひご相談ください。
お見積りも、作業費も、0円※です。 ※復旧データリストをご確認いただき、納品を希望される場合にのみ費用が発生いたします。
キャンセルの場合、機器の送付・返却にかかる往復の送料は、お客様のご負担となります。