【復旧事例】他社復旧不可のHDD|3面のスクラッチ障害とファームウェア異常からの救出成功
復旧事例|2026年02月18日
【復旧事例】他社復旧不可のHDD|スクラッチ障害(3面)およびファームウェア異常からのデータ復旧

ご相談内容
他社にて復旧不可と判定され、開封済みの状態で返却されたハードディスクをお預かりいたしました。記録面に深刻な傷(スクラッチ)があるとの診断結果を受けておられましたが、データの重要性が極めて高く、弊社へ再依頼をいただきました。
ご依頼の背景
当初は別のデータ復旧業者へ依頼されたとのことですが、重度の物理障害により作業不可として返却された経緯がございます。スクラッチ障害の専門技術を有する弊社にて、最終的なデータの救出を試みることとなりました。
診断結果
初期診断の結果は以下の通りです。
- 対象媒体:内蔵型ハードディスク(開封済み)
- 障害区分:重度物理障害(スクラッチ障害)
- 状態概要:内部点検の結果、全6面のうち3面にわたって同心円状のスクラッチが発生していることを確認いたしました。また、他社での作業時に本来変更の必要がない箇所のファームウェアが書き換えられており、正常な起動を妨げている状態でした。


対応内容
以下の工程で復旧作業を実施いたしました。
- プラッター表面のスクラッチ箇所に対し、専用設備を用いて記録面の洗浄および修復処置を施しました。
- 他社によって書き換えられていた不適切なファームウェアの値を解析し、正常な動作を可能にするための修正対応を実施いたしました。
- 適合するドナー用磁気ヘッドを準備し、スクラッチ環境下での読み取りを最適化する高度なヘッド交換作業を実施いたしました。


復旧結果
物理的な傷とソフトウェア的な不整合という複合的な障害でしたが、粘り強く解析を継続した結果、最終的に全セクターの8割近くを回収することに成功いたしました。
- 他社で不可能とされたコンディションから、必要とされる重要データの抽出を完了いたしました。
- ファイルリストをご提示し、多くのデータが整合性を保った状態で復旧できていることをご確認いただきました。
担当者コメント
今回の案件は、物理的なスクラッチ障害に加え、他社によるファームウェアの改変が復旧を著しく困難にしていました。スクラッチ障害が発生している場合、通電を続けると磁気ヘッドが記録面をさらに削り、復旧の可能性を消失させてしまいます。他社で復旧不可とされた媒体であっても、専門的なアプローチにより道が開ける場合がございますので、諦めずにご相談ください。
まとめ
重度のスクラッチ障害や、開封済み媒体のデータ復旧は、スクラッチラボにお任せください。高度な物理処置と独自の解析技術により、データの確保に全力を尽くします。