【重度物理障害】Buffalo HD-LBV3.0TU3/N(MG03ACA300) データ復旧事例|ヘッド交換によるデータ抽出
復旧事例|2026年02月3日
【復旧事例】Buffalo HD-LBV3.0TU3/N|認識はするがデータの読み出しができない重度物理障害

ご相談内容
PCに接続した際に機器自体は認識されるものの、内部のデータにアクセスできず、読み出しが全く進まない状態でお預かりいたしました。
ご依頼の背景
外付けHDDとして長期間運用されており、ある日突然データの読み込みができなくなったとのことです。重要な業務データが格納されており、早急な復旧が必要な状況でした。
診断結果
初期診断の結果は以下の通りです。
- 対象媒体:Buffalo HD-LBV3.0TU3/N(内蔵HDD:東芝製 MG03ACA300)
- 障害区分:重度物理障害
- 状態概要:内部の磁気ヘッド全数うち、1本が著しく劣化しており、特定のプラッター記録面からデータを読み取れない状態を確認いたしました。
対応内容
以下の工程で復旧作業を実施いたしました。
- 正常な磁気ヘッドを用いて、読み取り可能な記録面のデータを優先的に退避いたしました。
- 物理障害に対応するため、クリーンな環境下でHDDを開封し、劣化した磁気ヘッドの交換作業を実施いたしました。
- 交換後のヘッドを用いて全領域のデータ抽出を行い、ディスクイメージを作成後、専用ツールによる解析およびファイルリストの生成を行いました。


復旧結果
ファイル構造を維持した状態で、大部分のデータ復旧に完了いたしました。
- 正常復旧ファイル:472,148ファイル(約2.39TB)
- フォルダ構造およびファイル名の維持を確認
担当者コメント
今回は磁気ヘッドの1本が完全に機能停止する手前の段階でご相談いただけたため、交換作業を経て高い精度でデータを抽出できました。認識しているからと通電を続けてしまうと、劣化したヘッドがプラッターを傷つけ、修復不可能な状態に陥る恐れがあります。動作に違和感がある場合は、速やかに電源を切ることが重要です。
まとめ
異音がする場合や、認識はするもののデータが開けないといった症状は、物理的な故障が疑われます。大切なデータを守るためにも、まずは専門家へご相談ください。
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執筆者プロフィール
情報処理安全確保支援士。新卒で警察庁技官としてフォレンジック業務に従事。情報通信局長賞をはじめ、警察大学校附属の情報通信学校長賞など多数の表彰経験がある。その後、大手データ復旧業者を経て、株式会社FIXに入社。同社にてHDDやSSD、フラッシュメモリ、RAIDの論理障害から物理障害まで復旧業務の全工程に携わる。特にHDDの重度物理障害を得意とし、プラッターに傷が発生したスクラッチ障害を年間100件近く取り扱い、その多くを復旧に導いている。
【重度物理障害】Buffalo HD-LBV3.0TU3/N(MG03ACA300) データ復旧事例|ヘッド交換によるデータ抽出
現在、お客様の手元で上記と全く同じ症状、あるいは同型のHDDのトラブルが発生していませんか?
スクラッチ障害は、1秒ごとの通電がデータの破壊を進めます。手遅れになる前に、ぜひご相談ください。
お見積りも、作業費も、0円※です。 ※復旧データリストをご確認いただき、納品を希望される場合にのみ費用が発生いたします。
キャンセルの場合、機器の送付・返却にかかる往復の送料は、お客様のご負担となります。