TOSHIBA MK8025GASのデータ復旧事例です。
「電源を入れてもスピンしない」とのことでご依頼頂きました。
診断したところ、モーターがガチガチに固着していて回転しない症状を確認しました。
この頃のTOSHIBAドライブでは定番の故障です。
かなり古いドライブですが、今だに忘れた頃にご依頼があるドライブです。
この場合の解決策ですが、プラッタをドナードライブに移植することで対応しております。
プラッタを外す作業はデータ復旧作業全体の中でも高難度になるのですが、弊社では安心安全に実施できる設備を整えております。
本モデルではプラッタが２枚搭載されていますので、１枚ずつこのように専用のバキュームリフターでプラッタを取り外していきます。

２枚目もこのように取り外し、専用のホルダーに一旦収めます。

この後は、逆の作業です。
プラッタを外したドナードライブへプラッタを移植して組立直せば完了です。
今回のようなプラッタの取り外しを伴う作業は、脳や心臓の手術と一緒で、なにか一つでも間違いが起これば全てが終わってしまいます。
絶対にミスが起きないよう、作業者の体調も万全な状態で、最新の設備で安全に実施しています。
今回も100％のデータが救出可能でした。ご依頼ありがとうございました。